話題の衝撃を与えると硬くなる新素材とは?

イギリスのホーヴ(Hove)にあるd3o labは、通常は泡のような柔軟性があるが、衝撃を受けると硬くなる生地『d3o』を開発、すでに実用化されている。
イメージ画像のように、衝撃があると分子同士がお互いに結合し、硬化する。この硬化はほとんど瞬間的に発生し、衝撃が消えると素材は元の柔らかい状態に戻る。

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d3oはすでに、サッカー選手やスノーボーダー、バイクレーサーなどの身体を守るのに使用されており、2006年冬季オリンピックでは、米国のスキーチームがd3oで強化された服を着用した。
d3oを使った『Superhero Suit』は防護服としても使えるので、兵士や消防士、警察官や保安要員など向けに販売できると期待されている。

数年前から実用化が始まり、今後注目のプロテクター用の素材です。
プロテクター用として使われるd3oは自由に曲げられるほどの柔らかさで、ハードプラスチックなどに比べると違和感無く装着できます。
現在はバイク用プロテクターでd3oを使用している製品はまだ少ないのですが、今後増えてくると予想されます。