CE規格ってなに?プロテクターの安全基準に関して

ヘルメットはSG規格や日本工業規格(JIS)をはじめとする厳しい安全基準を守った物を各メーカーが発売しています。

プロテクターに関しては守るべき安全基準という物はありません、安全性を見極める規格はCE規格(欧州規格)のみとなっています。

CEマーキング

CE規格はヨーロッパ(EC加盟国)地域で販売される指定製品に貼付を義務づけられている安全マークのことです。
モーターサイクル乗車用プロテクターの規格としては

EN1621-1はバックプロテクター以外のプロテクター、肩肘・膝脛骨などその他の衝撃吸収及び保護基準を定義しています。
EN1621-2はバックプロテクター、脊髄・背中だけの安全基準を定義しています。

EN1621-1は2つのタイプに分かれます
TYPE-A:衝撃伝導力35kN以下、小さいテンプレート、サイズ/保護範囲が小さい。
TYPE-B:衝撃伝導力35kN以下、Aより大きなテンプレート、サイズ/保護範囲が大きい。
衝撃伝導力はAとBは同じ基準です、保護範囲の違いでタイプが分かれます。

EN1621-2に関して2段階のレベル表示があり
LEVEL1:衝撃伝導力9kN以上18kN以下。
LEVEL2:衝撃伝導力9kN未満、LEVEL1より保護性能が高い。

メーカーがヨーロッパ地域で販売したいために取得している場合が多く、国内で販売されている全てのプロテクターが取得している訳ではありません。
ですのでCEマークが付いていないプロテクターだからといって信頼出来ない。ということはありません。