グローブ選びのポイント

手は怪我のしやすい部分

転倒した際に怪我をしやすい部分の1つに手が入ります。
これは転倒した際に体の出っ張った部分から地面に衝突するので、膝・肘・手の3箇所は怪我がしやすくなります。
子供の頃に遊んでいて転んだ時に、この3箇所を怪我した記憶がある人が多いと思いますが、バイクで転倒した場合も同じです。

命に関わる怪我にはなりにくいのですが、手は怪我をしやすい場所なのでしっかりとしたグローブ選びが重要になります。

製品選びのポイント

・拳部分
突起した部分なのでどうしてもぶつけやすい部分の拳を守る為に、ナックルプロテクターが付いた製品がお勧めです。
最近の物ではカーボンプロテクターが付いた物が主流です。
衝撃から守ってくれるのはもちろん、滑らすことで衝撃を逃がし、骨折などの可能性を減らす役割があります。
またグローブがアスファルトに引っ掛かって、脱着するということも減ります。

写真はKOMINEのGK-763です、拳部分にカーボンナックルガードが付いています。

KOMINE GK-763 カーボンナックルガード

・手の平部分
転倒時に手を付くと、手の平がアスファルトに当たります。
手の平にプロテクターが付いていないグローブの場合、アスファルトで擦れ手の平部分が破れて手の平自体も怪我をするケースが非常に多いです。
手の平にパッドが付いていて厚くなっている物が多く、あまり数が無いのですが手の平にスライダープロテクターが付いた製品がお勧めです。
これは拳部分のカーボンプロテクターと同様の効果があり、非常に有効なプロテクターです。

写真はKOMINEのGK-763です、手の平部分に大き目のカーボンスライダーが付いています。

KOMINE GK-763 カーボンスライダー

・手首くるぶし部分
手首の部分は骨が突起しているので、この部分もしっかりとパッドが付いた物がお勧めです。
夏グローブは暑さの為にパッドが付いている物が少ないですが、冬グローブの場合は防寒も兼ね必ず手首くるぶし部分が隠れる物を選んで下さい。
スライダープロテクターが付いた物が理想的ですが、あまりスライダープロテクターの付いた製品は数がありません。

写真は無限電光のR2グローブです、手首くるぶし部分にカーボンスライダーが付いています。

無限電光 R2グローブ カーボンスライダー

グローブは各メーカー同じシーズン用グローブでも、数種類発売していることが多いです。
値段に差があり、一番安いグローブにはプロテクターが満足に付いていないことが多いです。
最低限拳部分、出来れば手の平部分をしっかりと守っている上位の製品を選択しましょう。