二輪事故の死亡原因から考えるプロテクターの重要性

二輪死亡事故死者の損傷主部位

上の図は警察庁発表の平成25年中の交通事故の発生状況内、損傷部位別・状態別死者数のまとめです。

死亡原因の一位は頭部です、これはよく知られており多くの方が安全を考えフルフェイスヘルメットを着用していると思います。
半帽タイプのヘルメットは顎部分を守ることが出来ません、死亡原因の上位に顎部が入っています。頭部、顎部をしっかり守るフルフェイスヘルメットの重要性は非常に高いです。

また、二輪車乗車中の死亡事故のうち、1/3以上は事故の時にヘルメットが脱落しました。
まさかの事故の時に命を守るためには、ヘルメットのあごひもをしっかり締める。

注目すべきは死亡原因の二位の胸部です、23.8%もの方が胸部の損傷により亡くなっています。
胸部には心臓をはじめ人体の中でも重要な器官が集まっており重要性は高いのですが、胸部のプロテクターを装備している方は非常に少ないです。
この原因としてはプロテクター付きジャケットを着ている方が多いと思いますが、大半のプロテクター付きジャケットは胸部プロテクターが付いていないせいです。
胸部は絶対に守らなくてはいけない重要な部位ですので、胸部プロテクターを必ず装備することをお勧めします。

胸部及び腹部プロテクターを装着することにより、事故の際生存確率が大幅に上がります。
上記の図に載ってない背中や腰も重大な後遺症を残す可能性もある部位ですので、しっかりとしたプロテクターを装備するのが望ましいです。